上本町駅南 おかとう耳鼻咽喉科は、開業22年、上本町駅南に移転しました。日曜日も診療しています。

令和7年4月1日より、65歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始されました。

対象年齢の方は、費用の一部を公費負担で接種することができます。 

帯状疱疹ワクチンの予防接種は、予防接種法に基づく予防接種ですが、個人の発病・重症化の防止を目的としています。

効果のほか副反応についても十分にご理解いただいた上で接種してください。

【帯状疱疹について】

帯状疱疹は、みずぼうそうと同じウイルスが原因で起こる皮膚の病気です。みずぼうそうが治ったあとも、ウイルスが体内の神経に潜伏し、疲労やストレス・加齢に伴い免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化することで発症します。神経に沿って帯状に、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する皮膚の病気です。

合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

日本人成人の9割以上が帯状疱疹を発症する可能性があり、発症率は50歳代から高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

【ワクチンの種類】

帯状疱疹ワクチンには乾燥弱毒生水痘ワクチン、乾燥組み換え帯状疱疹ワクチンの2種類あります。

当クリニックでは、シングリックスという乾燥組換ワクチンを採用しております。

【接種対象者】

令和7年度の定期接種対象者の年齢と生年月日は次のとおりです。

①　令和7年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる市民の方

②　60歳から64歳の方のうち、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有する市民の方（身体障がい者1級相当）

※①もしくは②に該当する方で自費での接種も含め、過去に生ワクチンを1回又は組換えワクチンを2回接種した方は助成を受けられません（過去に組換えワクチンを1回受けた方は、残りの1回分のみ助成の対象となります）

※助成の対象となるのは令和7年4月1日から令和8年3月31日の間です。接種の機会を逃さないようご注意ください。

【接種回数】

   2回(2か月以上の間隔をあけて接種)

※2回とも助成を受けるためには、遅くとも1回目の接種を令和8年1月末までにすませ、令和8年3月31日までに2回の接種を受けていただく必要があります。

【接種費用(自己負担額)】

   11,000円/回

次に該当する方は、接種日当日に医療機関の窓口で確認できるものを提示（又は提出）することで、接種費用が免除されます。

（1）生活保護受給者の方
　保護決定通知書又は生活保護適用証明書などを医療機関でご提示ください。
（2）市民税非課税世帯の方（世帯員全員が非課税の方）
　介護保険料決定通知書（保険料段階が第1から第4段階の方に限る）、介護保険負担限度額認定証などを医療機関で提示してください。
（3）災害のために居住地において定期予防接種を受けることが困難な方
　保健福祉センターで申請し、予防接種実施願を医療機関に提出してください。

※以下の方は任意予防接種のため、接種費用は全額自己負担になります。（19,000円/回）
・年齢等が対象外の方の接種（「4.接種対象者」以外の方）
・定期接種期間外の接種
・年齢等が対象の方で、自費での接種も含め、過去に生ワクチンを1回又は組換えワクチンを2回接種した方の接種

【接種方法】

　完全予約制です。必ず事前に電話でのご予約をお願い致します。

帯状疱疹ワクチンに関する詳細は大阪市ホームページ等を参照ください。

大阪市ホームページ：帯状疱疹ワクチンについて

厚生労働省：帯状疱疹ワクチン